福岡県福岡市博多の郷土料理・ご当地グルメ
辛子明太子は、好きな人は大好きで、クセになるご飯との相性が抜群の、福岡県の特産品です。
辛子明太子は、塩漬けのスケトウダラの卵巣を唐辛子などの調味料に漬け込んだ福岡の定番のお土産品でもあり、唐辛子で漬け込む調理法は朝鮮が起源とのことです。したがって、辛子明太子の発祥は、戦時中に日本と朝鮮の交通の要であった福岡に、朝鮮から辛子漬けのスケトウダラの卵が輸入されたのが始まりだそうです。朝鮮では「ミョンテ」と呼ばれていたものがなまって、日本では「メンタイコ」と呼ばれるようになったようです。
その後、福岡名物として全国に知られるようになったのは、昭和50年に山陽新幹線が博多駅まで開業したのを契機に博多の名産品として売り出されてからです。
辛子明太子を使う料理はさまざまですが、ここでは博多明太子青じそうどんをご紹介します。
博多明太子青じそうどんの材料は、うどん、有塩バターと主役の辛子明太子です。それに、めんつゆ、黒胡椒、レモン汁、昆布茶、しその葉と刻み海苔を用意します。
レシピ・作り方は、辛子明太子をを軽く焼いて、ひと口サイズに切り、しその葉は千切りにして水にさらしてからクッキングペーパーで水気を切ります。
ほぐした明太子大と有塩バター、めんつゆ、昆布茶、レモン汁、黒胡椒をボウルに入れて軽く混ぜ合わせます。
それから鍋にたっぷりのお湯を沸かしてうどんを茹で、茹で上がったら、ボウルの中にうどんを入れて混ぜ合わせます。この時に茹で汁を少し入れて味を調えます。うどんをお皿に盛り、辛子明太子を中央において、まわりにしその葉の刻み海苔を散らすと出来上がりです。明太子パスタ・スパゲティなども、この要領で調理できますね。
これは間違いなく食欲をそそるでしょう。たくさん食べましょうね。
もっと簡単に明太子を、より美味しく食べるコラボとしては、ポテトサラダに混ぜ込んでしまうというものです。料理と呼べるかどうか微妙ですが、かなり多くの人に愛されているようです。明太子ととても相性のよいマヨネーズと、それにプラスする一品で、自分オリジナルのめんたいレシピができるので大いに試してみましょう。
お正月だって、雑煮にいれてもいいし、伊達巻とあわせたりするのも変化があって美味しいですから、冷蔵庫に明太子を一箱入れておけば、お正月料理のバリエーションが増えること請け合いです。
博多明太子好きの芸能人は少なくありませんね。博多明太子は、「とんねるずのみなさんのおかげでした」の2006年芸能人御用達お土産番外編「伝説のおかずベスト7」にも選ばれています。
さて、福岡市出身の有名人は数多いのですが、一番ホットなところでは、ラグビーワールドカップで58得点と目覚ましい活躍を見せた全日本代表選手の五郎丸歩でしょう。彼も博多明太子には目がないものと推測できますね。
食にうるさい有名人はというと、まずはその名の通り福岡出身の吉本芸人・博多華丸。食べ物へのこだわりが強く、自身の結婚式も福岡市内の料亭で挙げたとのことです。
さらに食といえば博多を舞台にしたマンガ「クッキングパパ」でしょう。作者であるマンガ家・うえやまとちは、NHK「きょうの料理」に、2015年5月出演のさい、豚肉かたまりを開いて明太子と青紫蘇を塗り、まいてローストする「豚めんロール」を披露しています。明太子を使った変わりダネのメニューを考案するのも楽しいですね。
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