群馬県東吾妻町の郷土料理・ご当地グルメ
生芋こんにゃく料理は、こんにゃく芋の生産高が全国の生産量の97%を占める群馬県ならではの料理と言えます。
こんにゃく芋は里芋の仲間ですが、通常はこんにゃくに加工されて全国に出荷されています。
ちなみに、生芋こんにゃく料理は、生芋をすりおろして作ったこんにゃくを使う料理の総称です。
通常のこんにゃくは粉末にしてから作られますが、生芋をすりおろして作るので、こんにゃく芋が持つ本来の弾力と風味の良さを引き出しているのが、生芋こんにゃく料理の特徴といえます。
なぜ群馬県のこんにゃく生産量がダントツに全国一かと言いますと、群馬県の地形や標高がこんにゃく芋の栽培に適しているからです。
したがって、群馬県では、おでんやさしみ、煮物、鍋などいろいろなこんにゃく料理があり、こんにゃくは低カロリー食品ということで、美容食品としても注目を浴びています。
生芋こんにゃく料理のレシピと調理のコツは、こんにゃく芋とぬるま湯と炭酸ソーダという極めてシンプルなものです。
生芋こんにゃく料理では、こんにゃく芋は、たわしでよく洗ってから、根や赤い芽を取り除いて皮を剥きます。それを鍋に入れて1時間半ほど茹でます。こんにゃく芋が茹で上がったら、ぬるま湯でミキサーにかけ、しばらくしてから炭酸ソーダで凝固剤を作り、こんにゃく芋を混ぜて、のり状にしてから、型に流し入れます。こんにゃくが固まったら、それを食べやすい大きさに切り分けて、多めのお湯で茹でると出来上がりです。
調理のコツとしては、丸いこんにゃくを作る時には、凝固剤を入れたこんにゃくを型に入れないで、手で丸めてから茹でます。
さて、生芋こんにゃく料理で有名な群馬県出身の有名人を見ると、タレントと歌手では第3回「ミス・セブンティーンコンテスト」で、応募総数約18万人のなかで優勝し、シブがき隊主演映画「バローギャングBC」に出演し、「春色のエアメール」で歌手デビューした松本典子(伊勢崎市)がいます。
下仁田町出身の井森美幸は、「第9回ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリを獲得し、アイドル歌手としてデビュー後、バラエティーアイドルに転向して、全国的な人気と知名度を得ています。
中山秀征(藤岡市出身)は、年始恒例のフジテレビ「新春かくし芸大会」では、堺正章に次ぐ存在です。
アイドルではありませんが、見城美枝子(館林市出身)も青森大学社会学部教授で、メディア文化論や環境保護論で知られるエッセイスト、ジャーナリストです。
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