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広島県広島市の郷土料理・ご当地グルメ

広島風お好み焼き(主な発祥地:広島県広島市)

 広島風お好み焼きは、大阪などの関西風お好み焼きとは異なり、生地と具を混ぜあわせないのが特徴です。

 広島風お好み焼きは、暑く熱した鉄板の上で、薄く焼いた生地に、キャベツ、もやし、豚肉を乗せて、ひっくり返してから蒸し焼きにします。そこに別に作った焼きそばと薄焼きの玉子をそれに合わせて食するのが広島風お好み焼きで、広島県の郷土料理です。

 ソースは濃いめで甘口が一般的で、さらに好みでマヨネーズをかけて食します。広島風お好み焼きは専門の飲食店やお祭りの屋台など、日本全国で見かけることができます。ではお祭りを見物した気分で、広島風お好み焼きのレシピと作り方を見ることにしましょう。

 まずは、ミックス粉、水、豚ばら薄切り、玉子、キャベツ(多めに)、もやし、ねぎ、天かす、削り粉 少々、 とろろ昆布 少々、中華麺、お好み焼きソース、青海苔、紅しょうが、マヨネーズと、ごまを用意します。

 生地作りは、ミックス粉30gに水20ccを入れてよくかきまぜると50ccの生地が出来上がります。人数分はこの比率を参考にしてください。

 生地の元ができたら、180〜200℃に熱した鉄板の上に、生地を薄く円状に敷きます。その上に削り粉をまんべんなく振り、千切りキャベツ、とろろ昆布、天かす、ねぎ、もやし、豚肉の順にてから、生地全体に散らします。木のへらでめくってみて下の生地がきつね色になったら、ひっくり返して蒸し焼きにします。

 これとは別に中華麺を鉄板で炒めて焼きそばソースで味付けをします。それを蒸した生地の上に乗せて押しつけて中華麺となじませます。それから鉄板に玉子をお好み焼きの大きさに広げて、中華麺をひっくり返し、お好み焼ソースを塗って、青海苔をかけると出来上がりです。

 調理のコツとしては、広島県の細もやしを使うと本場の味と食感に近くなります。

 さて、広島風お好み焼きを食したであろう広島市出身・ゆかりの有名人や著名人を見ますと、シンガーソングライター吉田拓郎は出身は鹿児島県ですが9歳から広島市に居住しています。そのほか音楽関連では、ロック系では、矢沢永吉、デーモン閣下、ジャズトランぺッターで、ルイアームストロングと共演した南里文雄、クレージーキャッツでトロンボーンを吹いていた谷啓(出生地は東京都)などが目につきます。

 歌手では西城秀樹、二葉あき子(広島市)、女優では小川知子、杉村春子、月丘夢路、俳優では平幹二朗、つるの剛士(出生地は福岡県)などなどがいます。

 作家では、「点と線」の松本清張や、日本新劇の父と言われる小山内薫などが、広島より羽ばたいていきました。

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