兵庫県神戸市の郷土料理・ご当地グルメ
いかなごのくぎ煮は、兵庫県淡路島や播磨地区から神戸市にかけての瀬戸内海東部沿岸部で春になると獲れるいかなごの郷土料理で、春の訪れを知らせる風物詩でもあります。いかなごのくぎ煮は、毎年2月末からの「いかなご新子(しんこ)漁」で獲れる体長2〜4cmの新子(幼魚)を、醤油と砂糖、みりん、しょうがを使って甘辛味にした郷土料理です。
出来上がりが古釘に似ているので「くぎ煮」と名づけられたそうです。
いかなごのくぎ煮の発祥説はいくつかありますが、例えば神戸の網元が従業員に食べさせたのがはじまりという説などです。
いかなご新子漁が終わる3月には、スーパーにいかなご新子がぎっしりと積み上げられています。そしていかなごを炊く家庭が多く、さらに。土産物店でのお土産としても高い人気があります。
兵庫県淡路島や播磨地区地方あるいは神戸市にお出かけの節には、ぜひいかなごのくぎ煮のお土産を買ってみたいですね。ちなみに、「くぎ煮」は神戸市長田区の珍味メーカーのる株式会社伍魚福の登録商標になっています。
また、発祥地のひとつとされる神戸市の垂水区には、それを示す石碑がジェームス山異人館街に建てられています。なお、異説もあり、神戸市長田区駒ケ林の駒林神社の大鳥居前に「いかなごのくぎ煮発祥の地」の石碑が建立されたりもしています。
したがって、いかなごのくぎ煮の発祥地はいささか曖昧ですが、食べて美味しければそれはあまり問題ではないでしょう。
ところで、兵庫県出身の有名人や著名人は、数えるだけでも大変な数にのぼります。ほう、この人も兵庫県出身!と言う人たちをざっと見ることにします。なお順序やジャンルなどは順不同です。
まず今旬のサッカー選手では、日本代表のFWの岡崎慎司(宝塚市)、と同じくMF香川真司(神戸市)がいます。柔道の神様と言われる嘉納治五郎(講道館柔道の創始者)は神戸市東灘区出身です。また陸上短距離選手では、朝原宣治(神戸市北区)と伊東浩司(神戸市)が居ますし、渡嘉敷勝男(元プロボクサー、タレント)は生れは沖縄県ですが、育ちは宝塚市です。
お笑いや芸能の分野では、ダウンタウンの浜田雅功(生まれは大阪府大阪市浪速区)と松本人志、口八丁の上沼恵美子(南あわじ市)、ロックンローラーの内田裕也(:西宮市)、歌手のアン・ルイス(神戸市)、菅原洋一(加古川市)、宮史郎(加西市)、浅野ゆう子(神戸市東灘区)など、俳優・女優では、第26代参議院議長を務めた扇千景(神戸市須磨区)、志村喬(朝来市=旧朝来郡生野町)、大地真央(洲本市)、高島忠夫(神戸市東灘区)、辰巳柳太郎(赤穂市)、南果歩(尼崎市)、山口崇(南あわじ市=旧西淡町阿那賀)、渡瀬恒彦(淡路市)、渡哲也(淡路市)、そして落語の人気者、桂文珍(篠山市)、桂米朝(姫路市)がいます。
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