神奈川県横須賀市の郷土料理・ご当地グルメ
へらへら団子は、神奈川県横須賀市佐島が発祥の、豊漁と無病息災を祈願する郷土菓子です。
へらへら団子は、小麦粉あるいは上新粉を水で平たく練り上げた団子を手でちぎって、熱湯で茹でてから餡をからめた、いわゆるあんころ餅です。
団子を押しつぶして平たくした形状から、へらへら団子と呼ばれている、へらへら団子は古く江戸時代から当地に伝わる伝統料理で、毎年7月に盛大に行われる船祭りには、豊漁と無病息災を祈願して神社に奉納されます。
なお、へらへら団子は、内陸の神奈川県座間市でも昔から食されていて、今も船祭りの時には各家庭で作られています。
へらへら団子の材料は、小麦粉と白玉粉、こしあんで、作り方は、に白玉粉と水を混ぜてから、篩にかけた小麦粉を混ぜ、 手でちぎって親指大の大きさにして沸騰した湯に入れます。その団子が浮いてきてから弱火でさらに茹でて、茹で上がった団子をざるにあげて、水気を切ってから、別に用意したこしあんを丁寧にからませると、平たい団子が出来上がります。
へらへらという語感は平たい形を表現した言葉だと思われますが、なんとも暖かみがある名称で、まさに古くからある伝統の味を表すには相応しいですね。
このへらへら団子を子供の頃から味わっていたであろう、横須賀市出身の有名人は誰かと見ますと、筆頭は、元衆議院議員で第87-89代内閣総理大臣の小泉純一郎と、小泉元総理の長男であり、俳優の小泉孝太郎がいます。ちなみに衆議院議員の小泉進次郎は小泉一家の次男です。
俳優では、個性的な演技で多くのファンを持つ石立鉄男も横須賀市の出身です。
また、「かもめが翔んだ日 」で、第20回日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞した歌手の渡辺真知子も横須賀市の出身です。
ほかにも横須賀市出身の政治家をはじめ、各界で有名な人は数多くいて、元モーニング娘の石川梨華、女優で元セイントフォーの岩間沙織、女優の田島令子、元WANDS、al.ni.coの歌手の上杉昇、ヒップホップシンガーのBIG RON、EXILEの橘ケンチとTETSUYAなども横須賀市の出身です。
スポーツ界では、横須賀市は、プロ野球選手やJリーガーも数多く輩出していますし、ソフトボール全日本のピッチャーで有名になった高山樹里なども居ます。
さらに、横須賀市に縁がある人では、歴史的に有名な三浦按針（ウィリアム・アダムス）の名を忘れることはできません。塚山公園に史跡指定の三浦按針の墓があります。
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