熊本県熊本市の郷土料理・ご当地グルメ
いきなりだごは、熊本県でポピュラーな郷土菓子で、変わった名前の起源は、短時間で作れる、つまり、いきなり作れるという説や、生芋を調理するので、「生き成り」というのだと言う説などがあります。
いずれにしても、いきなりだごは熊本のお土産としても人気があり、お茶の友としても最適なお菓子です。全国の物産展などで、いきなりだごを求められた人も多いのではないでしょうか。
いきなりだごは、輪切りのさつまいもと餡を小麦粉の生地で包んで蒸し上げる、熊本県に昔から伝わる郷土菓子ですが、繁忙期の農家のおやつとして食べられるようになったとのことです。
戦後の食糧難の時期には餡を入れない「いきなりだご」が多かったそうですが、今では昔以上に美味しい「いきなりだご」を作り、食すことができます。平和で良い時代がこれからも続くことを願いながら、いきなりだごの材料とレシピ作り方を紹介します。
いきなりだごの材料は、薄力粉、だんご粉、砂糖、塩と熱湯です。
まずは生地を作りますが、ふるいにかけた小麦粉、だんご粉、砂糖、塩をボウルの中で合わせて熱湯を少しずつ入れながら丁寧に混ぜます。耳たぶの固さになるまで練ったらラップで包んで30分ほど寝かせます。
その間に餡を作りますが、さつまいもの皮をむいて厚さ5mmの輪切りにしてから、水に10分ほどさらしてあく抜きをします。あく抜きの後はと水気を拭き取って、さつまいもとつぶあんを交互にのせた餡を作ります。
生地を8等分にしてから、だんご粉を打粉にして手のひらぐらいの大きさにまでめん棒で薄くのばして、餡を底の部分で包みこみ、約30分蒸します。
蒸しあがったら完成ですが、固くならないように一つずつラップで包んで保湿しましょう。
さて、大概の人は甘いお菓子のおやつが好きだと言えますが、いきなりだごは、さつまいもを使うと言うことで、腹持ちが良いようです。
したがって、ややたくさん食べると軽い一食分になるのではないでしょうか。その意味ではいきなりだごは熊本県の郷土料理とも言えそうです。
熊本市出身の有名人では、食べ物を連想して、いきなり物真似や司会者のコロッケで、彼は熊本市南区の出身です。漫才の海原はるか(海原はるか・かなた)も熊本市の出身です。
◆スポンサードリンク