京都府京都市の郷土料理・ご当地グルメ
京漬物はまさに京都の食文化の象徴で、あっさりと上品でありながらも味わい深いお漬物です。
京漬物の背後には京都独自の京野菜があります。これらの野菜本来のうまみを引き出すためにうす塩で味付けがなされているお漬物で、種類は、千枚漬け、すぐき漬け、しば漬け、壬生菜漬け、花菜漬けなどがあります。これらの京漬物は、香りや色合いを大切にした、あっさりと上品な味です。
京都では気候に恵まれているため質のよい野菜ができるので、精進料理が発達していると同時に、高度な保存技術が発達しました。京漬物はまさに歴史ある日本が誇る伝統食品です。
京漬物はいくつもありますが、以下にこれらの京漬物のレシピを簡単にご紹介します。
[きゅうり] は、きゅうり、だし昆布、レモンと濃口しょうゆです。きゅうりは転がしながら乱切りにして、レモンをイチョウ切りに、だし昆布はハサミで細かく切ります。これらをビニール袋に入れ、1〜2分もみ合わせた後、冷蔵庫で30分ほど寝かせると出来あがりです。言わば足跡のきゅうりの浅漬けと言えます。
[水菜] は、水菜、だし昆布、水、塩と味の素です。水菜を1cm幅に切り、だし昆布をハサミで細かく切ります。水と塩、味の素をボウルに入れて、そこに水菜とだし昆布を入れて、冷蔵庫で2時間ほど寝かせてから、ザルにあげて水気を絞ると出来上がりです。
[なす] は、なす、ねぎ、しょうが、 しその葉、水、塩と味の素を使います。なすを半分に切り、それを千切りにします。ねぎとしょうがを刻み、しその葉を千切りにします。ボウルに水と塩、味の素を入れて、その中になすを入れます。軽くなすを揉んでアクで水が黒くなったら、なすを取り出して絞り、ねぎとしょうが、しその葉を混ぜ合せれば出来上がりです。
[カブ] は、カブ、塩、味の素と一味唐辛子で、 [切り干し大根]は、大根、 酒、濃口しょうゆ、水、米酢、みりん、 タカの爪と細かく刻んだだし昆布を用意します。
あっさりとして上品な味の京漬物の産地、京都は人材の宝庫で、多くの有名人や著名人が京都出身です。
簡単にご紹介しますと、映画では伊丹十三、マキノ雅弘、絵画では梅原竜三郎、安井曾太郎、狩野探幽(江戸時代前期の絵師)、京料理の主のような北大路魯山人がいます。
いつノーベル文学賞を受賞してもいい村上春樹は京都市生まれで、歴史時代には鴨長明(平安時代末期から鎌倉時代の歌人、随筆家)がいます。
ちなみに、スポーツ界では、サッカーの釜本邦茂(日本サッカー協会顧問)と若手のホープ、宇佐美貴史(ガンバ大阪)が京都出身です。
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