三重県伊勢市の郷土料理・ご当地グルメ
伊勢うどんは、シンプルな中にもモッチリとやわらかな感じがする極太うどんで、地元伊勢市の家庭では日常食になっている、三重県の郷土料理です。
伊勢うどんは、長時間煮た極太のうどんに、たまり醤油や鰹節、あるいはいりこなどのだし汁が加わった濃厚な、やや甘めの汁が絡まったうどんです。うどんのほかに添えるのは、きざみねぎなどで、シンプルなのが特徴で、その始まりは江戸時代の前から伊勢周辺の住民が食べていた地味噌のたまりをつけたうどんだと言われています。
このうどんの汁にだし汁を加えて食べやすくしたのが伊勢うどんとのことです。一般家庭ではじまりましたが、お伊勢参りの参拝客にうどんを出す店が出てきてから、伊勢うどんは広く知られるようになりました。
伊勢うどんのレシピは、伊勢うどんがメインで、味付けのお汁は、みりん、酒、たまり醤油と普通の醤油、砂糖とだし汁で、添え物には、ねぎとかつおぶしが使われます。
伊勢うどんの作り方でのお汁は、鍋にたまり醤油としょうゆ、砂糖を入れて中火で煮て、から自然に冷ましておきます。メインのうどんは.鍋にたっぷりのお湯を張ってしっかり茹でます。
うどんが柔らかく茹で上がったら、お湯を切って汁のタレを温めてからうどんにかけてネギやかつおぶしなどの薬味を添えて出来上がりです。
伊勢うどんは、このようにいたってシンプルですが、コツは極太の伊勢うどんをやわらかくなるまで茹でることです。これなら誰でも手軽に美味しい伊勢うどんは作れますね。
シンプルで食べやすく美味しい伊勢うどんの三重県は海と山の県で、伊勢湾と鈴鹿山脈がありますが、有名人や著名人が数多く出ています。
少し見てみますと、まずは伊勢市では、真珠王と呼ばれる御木本幸吉は、お隣の鳥羽市の出身で、ミキモトの創始者です。ちなみにミキモトパールは結婚式には欠かせませんね。
作家では、ミステリーの大家である江戸川乱歩は名張市の出身で、丹羽文雄は、今では一大工場地帯である四日市市の出身で、同じ四日市出身にはマラソンの瀬古利彦がいます。
有名で説明を要しない、映画監督の市川崑や小津安二郎(松阪市)、衣笠貞之助も三重県出身です。歌手では、あべ静江(松阪市)、バタやんこと田端義夫、出身地名を芸名にしている鳥羽一郎(鳥羽市)と兄の山川豊がいます。
そして、歴史上の人物と言える江戸時代の俳人の松尾芭蕉は、伊賀国上野(現・伊賀市)の出身で、伊賀忍者?の説があるとかないとか言われているようです。
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