ずんだ餅(仙台市)|おせち郷土料理NAVI|正月料理の通販ランキングです!

宮城県仙台市の郷土料理・ご当地グルメ

◆ずんだ餅(主な発祥地:宮城県仙台市)

 ずんだ餅(ずんだもち)は、枝豆の豊かな風味があり、好きな人が多い宮城県の郷土料理で、甘い香りが食欲をそそります。

 ずんだ餅の主役はすりつぶした枝豆で、東北地方では。ほかにじんだ(ん)餅、あるいは、ずんだん餅またはぬた餅、栃木県では、ばんだい餅などとも呼ばれています。なお、東北の方言では、ずんだもづとか、ぬだもづなどと発音され、その分布地図は広く、宮城県、山形県、福島県、岩手県、秋田県、さらには関東地方の栃木県に及びます。

 最近はさらに広がりを見せていて、各都道府県の都市部では、ずんだクレープやアンパンやアイスクリームなどがポピュラーになっています。

 ずんだ餅の作りかたは、枝豆を茹でてから薄皮を剥いて潰して、砂糖を混ぜると、ずんだというペーストが出来上がり、それを餅にまぶすと、ずんだ餅になります。

 なお、ほかに似たものとして、うぐいす餡の餅があり、混同しがちですが、ずんだ餅が枝豆を使うのに対し、うぐいす餡では青エンドウを使う点が異なります。

 ずんだ、もしくは、じんだの語源については、いくつかの説があり、どれもがそれらしく思えます。一つ目の説は、茹でた枝豆をすりこぎで潰すこと必要で、それが「豆を打つ」、すなわち、豆打(ずだ)で、豆ん打(ずんだ)になったと言う説です。別の説は、伊達政宗が出陣の際に陣太刀で枝豆を砕いて食べたというエピソードから来たというものです。ほかにも説があり、甚太(じんた)という農民が伊達政宗へ献上した餅が「じんた餅」と言われたという説や、昔は、ぬか味噌を糂汰(じんだ)と言ったのが、拡大して適用されたと言う説があります。

 どの説が語源であっても、ずんだ餅を好む人が多いことは事実で、その材料が枝豆ということは、栄養価の面でも高く評価されていると言えます。

 杜の都と称される仙台市は、東北の東京とも言われていて、観光都市として多くの人が訪れています。仙台市出身の著名人は数多く、歌人斉藤茂吉の子であり、精神科医で作家の北杜夫は超有名です。ちなみに、杜は仙台を意味しています。名優で多くのファンを獲得した俳優の菅原文太も仙台市出身です。

 最近では、スポーツ界に仙台市出身が目立つようになり、その代表的なアスリートには、プロ卓球選手で、アイちゃんで知られる福原愛、新星のごとく現れて、4回転半を苦も無く演じる、男子フィギュアスケートのスーパースター、羽生結弦も仙台市出身として知られています。

 ちなみに、仙台市にある、アイスリンク仙台スケートリンクは、五輪フィギュアスケート競技で欧米諸国代表以外では初めて金メダルを獲得したプロスケーター、荒川静香がホームリンクにしていたことで、「荒川リンク」とも呼ばれています。

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