宮城県仙台市の郷土料理・ご当地グルメ
牛タン焼きは、ヘルシーな料理として有名で、それは牛タン自体が低脂肪高タンパクの素材だからです。
牛タン焼きは、牛のタン(舌)を厚めにスライスして、塩やタレで味付けで焼きあげた料理です。
牛タンのタンは、ご存知、英語で舌のtongue(タング)で、これを食した記録は古くは旧石器時代にまで遡ります。現在ではカナダのアルバータ州などからの多くの牛タンが輸入されています。
仙台市の牛タン料理は、「仙台牛タン」と言う名物で知られていますが、実際には日本での超高級ブランド牛肉である仙台牛が手にはるのは至難の業とのことです。ちなみに、仙台市内にある多くのの牛タン飲食店ではオーストラリア産を使用しているようです。
一般的に牛タン専門店の定食は、牛タン焼きに麦飯とテールスープをつけたもので、白菜漬けと青唐辛子の味噌漬けがつく場合が多いようです。
仙台の牛タン焼きの特徴は、店によってさまざまで、概して厚切りスライスで、調理にはスライスした両面に浅く切り込みを入れてから塩コショウで下味を付けて冷蔵庫で数日間程取り置いてから供されます。
なお、味付けは、タン塩やタレ焼のほかに味噌やからし味噌もあります。
ついでに仙台での牛タンメニューを見ると、牛タン焼き以外には、タンシチューや冬季限定の牛タンしゃぶしゃぶがあり、また、生のタン刺しや牛タン寿司などもあり、さらに燻製や佃煮もありますし、駅弁もあります。
家庭で牛タン焼きを調理するコツは、メインの牛タンの前処理にあり、下準備では、牛タンの両面のスジを斜めに数カ所隠し包丁を入れます。次いで、バットにクッキングペーパーを敷いて、焼塩、ホワイトペッパー、うま味調味料を振り落として、そこに牛タンを敷き詰め、さらに焼塩、ホワイトペッパー、うま味調味料を牛たんに振りかけ、ラップをきつく巻きつけて重石を乗せてから冷蔵庫で3日間以上寝かせます。
焼く時は、炭火などでは丁寧に裏返しながら、また、家庭用コンロでは油を引かないフライパンを使い、中火で両面にうっすら焦げ目が付く程度に焼きます。さらに牛タンを食べやすい大きさに切って、季節の野菜の漬物を添えれば乙な牛タン焼きが出来上がりです。
牛タンでも伊達正宗でも有名な仙台市出身の有名人はいるかと見ますと、数多くの芸能人が居ます。
例えば、説明を要しないほど有名な俳優の菅原文太はその代表格と言えます。ほかの何人かの名前をあげると、元おニャン子クラブのメンバー、我妻佳代とその実姉でアイドルの芹沢直美、2007年M-1グランプリ優勝の漫才のサンドウィッチマンのコンビである伊達みきおと富澤たけし、ポピュラーな歌手の稲垣潤一、ジャズ・フュージョン・ポピュラー歌手の中本マリなどが仙台市出身です。
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