宮崎県宮崎市の郷土料理・ご当地グルメ
地鶏の炭火焼きは、地鶏の本場宮崎県の特産品であり郷土料理です。
宮崎県で古くから飼育されている「地頭鶏(じとっこ)」が天然記念物に指定されたのを機に、外来種の鶏との交配で誕生した地鶏がみやざき地頭鶏で、その炭火焼きが美味しいと評判を呼び、地鶏の炭火焼が宮崎県の郷土料理の味になりました。
小口切りにした地鶏に塩こしょうで下味をつけて強火の炭火でこんがりと焼き上げると、燻製のような香りがします。今は真空パックの加工技術が進歩したおかげで、宮崎県の地鶏の燻製や炭火焼のお土産品が大きな人気を呼んでいます。
では、早速、地鶏の炭火焼に家庭でも挑戦してみましょう。
材料は、地鶏もも肉、岩塩、鶏油、柚子胡椒、キャベツとたまねぎです。
地鶏の炭火焼の作り方は、地鶏もも肉を食べやすい大きさにカットします。それを.ボールに入れて岩塩で味付けし、鶏油を入れてしっかりと混ぜます。
炭の上に専用の網を置いて、その上で肉を転がすように全体に火を入れます。肉に7割程度火が通ったら、鶏油を垂らして炎を上げて燻し焼きにしますが、この際には焦げないように火からの距離を調整します。
温めた鉄板に素揚げにした玉ねぎを敷いいて、焼いたもも肉を盛り付け、さらにキャベツを盛り付けてから、柚子胡椒を添えると出来上がりです。
地鶏の炭火焼は、宮崎といえばこれ!と言われるほど有名なご当地グルメで、歯応えが抜群の食感と、備長炭の香りが食欲を引き立てて、酒の肴にもよく合います。
宮崎の地鶏の炭火焼は、流通が発達した現在では直送で取り寄せることもできますが、家庭で炭火を使って作るのも乙なものですから、ぜひ試してみましょう。
なお、炭火で焼くことが必要で、そのため換気には十分注意してください。
宮崎地鶏の広報大使といえば、賛否両論あるやも「そのまんま東」こと東国原英夫でしょうね。2007年の鳥インフルエンザ発生で宮崎県産地鶏離れが進むの防ぐため、県内産の鶏肉や鶏卵の安全性を訴えるCMに自ら出演したり、宮崎県の巨人軍キャンプとソフトバンクの練習場を訪れ、宮崎県産地鶏などを贈呈するなど、風評被害対策に努め、その甲斐もあってか、宮崎の地鶏の消費量は発生前より4割も増加したとのことです。本気のタレントPR効果はすごいですね。
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