宮崎県延岡市の郷土料理・ご当地グルメ
チキン南蛮は、甘酢とタルタルソースで食する鶏料理で、宮崎県の郷土料理です。
衣をつけた鶏肉を油で揚げて、甘酢のタレにからめてからタルタルソースをかけて食するという全国的に有名なご当地料理です。
現在、タルタルソースをかけるタイプのチキン南蛮は、昭和31年に開業したお食事処「おぐら」のオーナーシェフ甲斐義光氏のオリジナルレシピとされています。
ところで、どうして南蛮と言いますと、魚の南蛮漬けにヒントを得たためいう説があります。今では、発祥の地である宮崎県延岡市チキン南蛮を全国にPRしていますから、ご存知の方も多いでしょう。
チキン南蛮はいわばフライドチキンで、それならアメリカのケンタッキーフライドチキンがあるではないか、ということになりかねません。しかし、宮崎県のチキン南蛮は、また別の魅力があるフライドチキンなのです。
では、チキン南蛮の材料とレシピ・作り方です。
材料は、鶏もも肉で、準主役のタルタルソースの材料は、ごぼう、にんじん、ふきの水煮、ピクルス、たけのこ、菜の花、ゆで卵、マヨネーズと塩・こしょうです。
甘酢餡の材料は、食酢、濃い口醤油、みりん、砂糖、トマトケチャップ、中濃ソースと水溶き片栗粉です。
まずは、タルタルソースを作りますが、「ごぼう、にんじん、ふき、ピクルス、たけのこは5mm角に切ります。菜の花はザク切り、ごぼう、にんじん、たけのこは軽く茹でておきます。
菜の花は軽く湯に通す程度で、水気を切って野菜類と刻んだ茹で卵とマヨネーズを交ぜます。この際に塩・こしょうはお好みで適量です。
次に甘酢餡を作りますが、食酢、濃い口醤油、みりん、砂糖、トマトケチャップ、中濃ソースを混ぜて火にかけ、ひと煮たちしてから水溶き片栗粉でとろみをつけます。
さて、いよいよ鶏肉を揚げます。鶏もも肉は少し切れ目を入れておきます。塩、こしょうで下味をつけてから片栗粉をまぶし、180°の油でカラッと揚げます。
お皿にカットした鶏肉を盛って甘酢餡をかけ、タルタルソースを添えれば出来上がりです。
女優であり、元グラビアアイドルの安田美沙子のレシピ本『「またあれ作って」と言われる幸せごはんレシピ (講談社のお料理BOOK)』でも、チキン南蛮が紹介されています。
男性受けする料理の一品とのことですので、彼氏・旦那さんに作ってあげれば大喜びされますよ。
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