沖縄県那覇市の郷土料理・ご当地グルメ
沖縄そばの発祥は、琉球王朝の宮廷料理で、今では沖縄が誇る郷土料理です。
沖縄そばは、名前はそばですが、小麦粉100%で作られた麺で、これを豚骨と鰹節ベースのスープで食します。
なお、沖縄そばの起源は中国にあるとされていて、沖縄に伝わった当時は琉球王朝の宮廷料理でしたが、大正時代に街中にそば屋が増えて、一般の人々が食べる料理になりました。その後、改良が重ねられて、ソーキ(豚の骨付きあばら肉)あるいは豚の三枚肉やかまぼこ、ねぎを入れ、薬味に紅しょうがを添えるという独自の麺料理になりました。
甘タレで煮込んだソーキをのせたソーキそばは、昭和41(1966)年、名護市の飲食店「我部祖河食堂」で誕生したものです。
今では細麺を使う八重山そば、あるいは縮れがない麺を使う宮古そばなど、沖縄県内でも麺やスープ、具は地域により異なります。
典型的な沖縄そばの材料は、沖縄そば、かつお節、豚バラ (かたまりや肩ロースでもよい) 、白ねぎ、青ねぎ、かまぼこと 紅しょうがです。調味料は、塩は少々、うまみ調味料 (だしの素でもよい) 、しょうゆ、酒、みりんと砂糖です。
レシピ・作り方は、豚バラ肉を湯引きして冷水できれいに洗い流します。それから中火で2〜3時間煮込んで豚だしをとりますが、アクはきれいに取り除きます。
別の鍋でかつおのだしをとり、豚だしとかつおだしを豚6・かつお4の割合で合わせた合わせだしを作り、塩を少し入れて味の基本を作ります。なお、しょうゆとうまみ調味料を入れてお好みの味つけにしましょう。
だしをとった豚肉を1cm程度の厚さに切り、残りの豚だしの中にしょうゆ、お酒、みりん、さとうを入れ約3時間程度煮込みます。
そばは、一人前が150g〜200gで、お湯で少し湯通ししてから丼に入れ、そばだしを温かくしてそばにかけ、三枚肉と斜め切りにしたかまぼこと紅しょうがを乗せて、最後にみじん切りにした青ねぎをのせて出来上がりです。
なお、おそばではなく、ご飯にも良く合います。
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