沖縄県那覇市の郷土料理・ご当地グルメ
ミヌダルという沖縄県の郷土料理をご存知でしょうか?ミヌダルは、黒ごまがたっぷりの琉球王朝時代の宮廷料理で、今では沖縄県の特産になっています。
ミヌダルとは、薄切りの豚肉を黒ごまや砂糖、しょうゆなどの調味料に漬け込んでから、蒸した豚肉料理で、栄養価が高く旨みたっぷりの黒ごまと豚肉の相性が絶妙で、豚肉は蒸すので余計な脂肪分が落ちていますから、ヘルシーな料理と言えます。豚肉がゴマだれの蓑をまとってるような見た目から、ミヌ(蓑)ダル(たれ)と呼ばれるようになったようです。
肉は好きだが、肥るのが気になるという人には、ミヌダルはおすすめの料理と言えるでしょう。
ミヌダルの材料は、豚ロース肉と、黒ごまに、調味料はしょうゆ、みりんと砂糖です。
ミヌダルのレシピ・作り方も至ってシンプルで、豚ロース肉は筋を切っておきます。黒ごまを炒ってからすり鉢で油が出るまでしっかりとすり潰して、そこにしょうゆ、みりんと砂糖を加えて、しっかり混ぜ合わせます。
そこに豚ロース肉を1時間程浸けると、味が肉に馴染みますから、それを弱火でム30分程蒸して、冷めてから、食べやすい大きさに切れば出来上がりです。
どうでしょうか、ミヌダルは簡単料理ですね。しかも豚肉と黒ごまでヘルシーですからダイエット食にも良いのではないでしょうか。
ちなみに、ミヌダルに限らず沖縄県の郷土料理の多くは、塩は控え目に使用して砂糖を使うのが全般的に言える特徴で、しょうゆも大量でないところが長寿の秘訣なのかも知れません。
沖縄県は、かつては全国一の長寿国(女性)でしたが、近年はそうでもないようで、これは食生活の変化がその理由とも言われているようです。しかし伝統のある沖縄料理を常食している人は大勢いるようですが、これは今後も維持していきたい良き習慣ではないでしょうか。
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