島根県松江市の郷土料理・ご当地グルメ
しじみ汁は、いわゆる宍道湖七珍に数えられる島根の味で、宍道湖でとれるヤマトシジミを使ったしじみ汁です。
宍道湖でとれるしじみは、宍道湖七珍に数えられますが、宍道湖七珍とは昭和の初期に松陽新聞(今の山陰中央新報)のある記者が「宍道湖の十景七珍」という記事でしじみを含めた7つの魚介類を紹介したのがはじまりとのことです。なお、現在、宍道湖でとれるしじみの量は日本全国の漁獲量の約三分の一だそうです。
しじみ汁のレシピ・作り方は、しじみ、小松菜、油揚げ、かつお出汁と煮切り酒が具材です。
作り方は、しじみの砂抜きに始まります。茹でた小松菜を約3cm幅に切り、油揚げは細かく短冊切りにします。鍋にかつお出汁と煮切り酒を入れてから、しじみと小松菜、油揚げを入れて、強火でひと煮立ちさせて、しじみの殻が開いたら食べ頃です。
しじみは身体に良いと言われていますが、ここでしじみの成分を見ることにしましょう。
しじみにはビタミンB12が含ませています。ビタミンB12 赤いビタミンと呼ばれ、中枢神経機能の維持や脂肪代謝に大きな役割があり、不足すると悪性貧血や神経障害が起きやすいといわれていて、産前産後の女性には必要とされています。
また、必須アミノ酸は良質なタンパク質で、その指標が「アミノ酸スコア」ですが、しじみのアミノ酸スコアは100です。
カルシウムは成長期と成長後に不可欠で、不足すると骨粗鬆症の原因にもなりますが、しじみはカルシウムを含んでいます。鉄分も身体に必要で、しじみは鉄分も含んでいますし、アンチエイジングのビタミンとしても知られているビタミンEもシジミに含まれています。そのほか、数多くのビタミン類やミネラル類がしじみには含まれているので、しじみは身体に良いといわれています。大いにしじみ汁を食して丈夫な体作りをして健康維持に努めましょう。
さて、しじみ汁で有名な島根県出身の有名人や、島根県ゆかりの有名人を見てみますと、「ショムニ」の江角マキコは出雲市の出身で、プロ野球では名捕手で鳴らした梨田昌孝は浜田市の出身で、今はパリーグの東北楽天ゴールデンイーグルスの監督を務めています。同じくプロ野球では、セリーグ中日ドラゴンズの選手兼監督の谷繁元信は生れは広島県ですが、学校は江の川高等学校卒業です。
レスリング界の名物男、アニマル浜口は浜田市の出身で、島根県ゆかりの有名人は、小泉八雲はかつて松江市に在住していました。俳優の、渡瀬恒彦と渡哲也や民謡で有名な安来市の生まれです。
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