栃木県宇都宮市の郷土料理・ご当地グルメ
宇都宮餃子は、浜松餃子と日本の餃子界No1を競い合っていますが、宇都宮市全体の餃子に対する情熱は半端なものではありません。
特に関東地方に住んでいる人は、一度は宇都宮餃子を食べてみたいと言う気になります。そうでなくても美味しい餃子ですから、それがニラの産地で有名な宇都宮市となれば、遠方からでも出かけて行きたい気になります。
宇都宮餃子は、にら、ねぎ、キャベツどをみじん切りにして、ひき肉と混ぜて、それにしょうが汁や塩、こしょうで味付けをして、小麦粉の皮で包んでから、焼き餃子あるいは水餃子さらには揚げ餃子などにします。
宇都宮市は餃子の一世帯当たりの購入額が日本一ということで、餃子の街として日本全国に知れ渡っていて、平成5年には「宇都宮餃子会」が発足して、餃子をテーマに各種イベントの開催や、餃子駅弁の販売で、大々的に宇都宮餃子のPR活動を展開しています。その甲斐あって、今では宇都宮餃子は餃子の代名詞になっていますが、宇都宮市内で餃子を提供する店は約350店舗もあります。
ちなみに、宇都宮餃子の消費量は、2011年には浜松市に後れをとって2位に陥落しましたが、2013年にはトップに返り咲いています。
なお、宇都宮餃子の特徴は、野菜が多めで、野菜と肉との比率は7:3で、キャベツだけでなく白菜も使用している点にあるようです。
宇都宮はこのように餃子で有名ですが、餃子以外にも有名な人を数多く輩出しています。
今さら紹介の必要が無い世界に誇るジャズミュージシャンのナベサダこと渡辺貞夫は宇都宮市の至宝とも言えるでしょう。
また、歌手の森昌子と森山愛子も宇都宮市の出身ですし、渡辺徹をはじめ多くの俳優が宇都宮市から映画界やテレビ界にデビューしています。
森三中の大島美幸は宇都宮市出身ではありませんが、矢張り宇都宮餃子の仲間と言えます。
スポーツ界では、サッカーの松本育夫(メキシコシティオリンピック銅メダリスト)が宇都宮市出身です。
余談ですが、2009大阪国際女子マラソンでは、優勝した渋井陽子と、2位の赤羽有紀子、3位の原裕美子の3人が栃木県出身で、大阪国際ならぬ栃木国際女子マラソンとも言える活躍をしています。
多分この3選手は練習の合間に宇都宮餃子を腹いっぱい食べてスタミナを養ったのではないでしょうか。
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