徳島県徳島市の郷土料理・ご当地グルメ
ぼうぜの姿寿司は、ぼうぜという魚を使う寿司で、ぼうぜはイボダイ(東京ではエボダイ、大阪ではウボゼ、シズなどと呼ぶ)の徳島県での呼び名です。
ぼうぜの姿寿司は、酢でしめたぼうぜの腹に、すだち入りの酢ご飯を詰めた寿司で、酢でぼうぜが柔らかくなっているので、頭からまるごと食べることができます。ちなみに徳島県では秋になる少し前が、ぼうぜの漁期で、したがって某是の姿寿司は古くから秋祭りに欠かせない一品になっています。
ぼうぜの姿寿司の材料は、ぼうぜ(イボダイ・エボダイ) とすし飯、それとお塩を少々とすだちを適量です。
ぼうぜの姿寿司の作り方は、ぼうぜを腹開きにして塩をしてからしばらく置き、別にすし飯を用意します。ぼうぜを酢で締めて、すし飯の上に乗せて握り、輪切りにしたすだちをその上に添えれば出来上がりです。
ぼうぜが手に入らない時のこれに代わる姿寿司としては、アユや小アジでもいいでしょう。
このような例は全国各地で見られ、地元で獲れる魚を酢ご飯と合せる知恵は全国共通だと言え、先人の知恵はすごいと言わざるを得ません。いずれにしても、徳島県に旅をする機会があれば、願わくばぼうぜの季節に地元で某是の姿寿司を味わってみたいものです。
さて、ここで話題をがらりと変えて、徳島市出身・ゆかりの有名人や著名人をご紹介しましょう。
徳島市ゆかりの著名人は表現系の方が目立つようです。
女性マンガ家の竹宮惠子、柴門ふみ、Vシネマの帝王とも呼ばれる俳優の哀川翔、写真家の立木義浩、三好和義などが徳島市の出身です。
ひねり技的にご紹介すると第69代横綱・白鵬翔関の奥様が徳島市出身の和田紗代子さんです。
なお、毎年8月のお盆期間に開催される「阿波おどり」は、江戸開府より約400年の歴史がある無形遺産ともいえる伝統芸能のひとつであり、阿波踊り期間中には約130万人の観光客が訪れるそうです。阿波踊り観光のお食事には、ぜひ「ぼうぜの姿寿司」を口にしてみたいものですね。
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