おせちでの黒豆の意味はどのようなもの?
◆おせちでの黒豆の意味はどのようなもの?
おせちで黒豆は欠かせません。
では、なぜ黒豆なのか?豆ならほかの豆でのいいのではないか?このような疑問は当然ですが、おせち自体が縁起物であるということと、縁起物にはそれなりの意味があるようです。
ある説によりますと、黒豆は邪気払いという意味があるようです。また、昔は農業や林業、漁業では黒く日焼けしましたから、肌が日焼けで黒くなるくらいまめに働けるようにという願いと、マメに生活ができるようにという願いが込められているようです。
マメに働くということは日本人の特質で、世界的にも日本人の勤勉さは知られています。昔は月火水目金土日というカレンダーがあり、土日祝日は休日などと言うことはありませんでした。盆と正月の休みがあればマシなほうで、どのような職業でも休みは特別で、それこそ働ける時は働くという観念が通例でしたから、お正月の黒豆はそのDNAを引き継いでいるようです。
また豆にはビタミン類やミネラル類が含まれていることを先人は経験的に理解していたとも言えそうです。また甘い黒豆は昔は普段は食すことができない貴重な食べ物でしたから、せめてお正月には食べたいという願いがあったのかも知れません。それは砂糖が貴重品だったからです。
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