おせちでけしの実を使うのはどうしてなの?
◆おせちでけしの実を使うのはどうしてなの?
おせちに使われる料理に松風焼きがあります。
松風焼きは能の「松風」に由来するそうで、その内容と関連するのがおせち料理の松風焼きに飾れているけしの実です。その意味は、けしの実の裏には何もないので、それを能の中で歌われる「浦さびし」とかけたので、能にあやかって、松風焼きという名前になったとのことです。
したがって、けしの実がおせち料理に使われるのは、裏に何ごとも隠していない正直だということが縁起物につながるからです。
ここで家庭でも簡単に作れる松風焼きをご紹介しましょう。
材料は鶏むね肉、おから、玉子、赤みそ、砂糖、みりん、白すり胡麻、片栗粉、そして肝心のけしの実です。
作り方は、フードプロセッサーで鶏むね肉とおからとけしの実以外を混ぜ合わせます。それを平らにしてからけしの実をふりかけて、180度のオーブンで10分程度焼けば出来上がりです。
なお、おせちの重箱に詰める際にはお好みの形で構いません。
こうして見ますと、おせちでけしの実を使うのは格別の意味があるわけではなく、要は正直に生きることが大切だということを再確認するということのようです。世知辛い世渡りの日常でも、せめてお正月は晴れ晴れとしたおおらかな気持ちで迎えたいという気持ちがけしの実に託されているのでしょう。
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