おせちの八幡巻きの意味と作り方は？｜正月料理の通販・お取り寄せランキングです！

　おせちの八幡巻きの意味は使用する具材のごぼうにあります。

　ごぼうは、細く長く幸せにということで、縁起の良い食材としておせちにはもとより、ほかのお目出度い食膳に供される料理に使われます。そのひとつが八幡巻きというわけです。

　なお八幡巻は（やわたまき）と言い、昔の八幡村（現在の京都府八幡市）の郷土料理として知られています。

　八幡巻は、下調理で煮たゴボウをメインとして、ウナギやドジョウ、あるいは牛肉などを巻き付けてさらに煮たり、タレを付けて焼き上げる料理です。

　作り方は、ごぼうを良く洗い4つに裂き、それを米の研ぎ汁で湯掻きして味付をします。ごぼうの中心に金串を通しておきます。背開きにしたうなぎ、あるいは薄くスライスした牛肉をごぼうに螺旋状に巻きつけて、両端は紐で強く結びます。それに扇状に金串を4本刺して、強火で焼き、さらにタレをかけて焼き上げてから、3cm程度の長さに切って、器に盛り付ければ出来上がりです。

　このようにごぼうにうなぎや牛肉を巻きつけて焼くのが八幡巻きで、本来はうなぎを使いますが、最近は生のうなぎはなかなか手に入らないようですから、牛肉を使うのが良いでしょう。なお、タレの味付けはお好み次第ですが、塩分は控え目にするほうが良いでしょう。